ついにカーボンの自転車に乗ってしまったので、どこか出かけたい欲が出ましてですね
なお今の時期に書いてますが、これ行ったのは7月です_(:3」∠)_
そんな感じで湘南あたりの自転車サークルさんにちょっくらはいってみたので、三浦一周ライドしますよーということになりましたのです
三浦半島一周というのは神奈川近辺では有名でして、基本平坦で、初心者でもなんとか困らない程度のアップダウンと景色の良い海岸線があり、車通りもそこそこ
道も迷いにくく走りやすいし、またコンビニやごはん処も充実している上に、その気になれば江ノ島あたりも走れるルートであります
補給にも食事にも困らず、のんびりぐるっと回れて気分と時間次第では足も伸ばせるコースです
まさに至れり尽くせりといえましょう
そして集合場所・横須賀に9時
うん、座間から50km近くありますね_(:3」∠)_
どう考えても行って帰って100kmオーバー確定のコースです
これを自転車で行こうと思えるようになったあたり、ついに自転車乗りとして一般人の感覚を失ったとしか思えません
というか横須賀まで電車で輪行するっていう行き方もあるはずなんですが、全く選択肢に入れてません
とはいえ、初めての3桁台のロングライド
そもそも20~30km位走るごとに一休み入れたりヘロヘロしてたりしてるのに、しかも初めての三浦ですので、何があるかわからないです
50km近くともなれば最低でも3時間は見ないといろいろとあぶないので朝6時に出発
天気予報は午後から晴れなんですが、前日~朝は小雨がぱらつく予想
ただ、家の周りは雨がやんでおりましてまあ行けるかなと
実際、空は明るいんですが、やや小雨か降るか降らないか的な感じだからなんとかなるかな的な感じで家を出ます
そして10kmぐらい走って綾瀬についた頃
こんな感じで、雲はかかってるけど富士山も遠くに見えてるんで、まあこりゃいけるかなと思ったんですな
で、そうこう写真撮ってたらLINE来ましてね
「すいませんが、今日は横須賀は盛大に雨降ってるので、中止にします」
\(^o^)/オワタ
すでに30分ぐらい走って、これからってときに素敵に中止であります
まあグループライドで集合場所に朝から雨降ってたらそりゃ中止しますよな、どう考えても正しい判断です
で、どうしようか悩んだ結果ですね
ついうっかり適当に江ノ島の方まで行くことに決めました
とりあえず適当に走ってみて状況が良ければそのまま決行、ダメそうなら帰るか小田原方向にという、どう考えても正しくない判断です_(:3」∠)_
ええ、前日から準備して、初のSPD-SLで、珍しくちゃんと寝て用意したこのワクワク感の行き場所がですね_(:3」∠)_
まあ集団でグループライド企画者には責任ありますんでどう考えても中止なんですが、個人的にはかまわないわけです
この辺、集団と個人は別、という実に自転車の面白いところに思います
日本社会で数少ない個人別が尊重されまくる趣味
そんなわけで、気の向くままに江ノ島まで走るわけですが
雨です( ´∀`)bグッ!
それはもう素敵に、江の島までずっとぱらぱら降っておりまして
空は明るいんです、空は
明らかに降るっていう感じの天気じゃないんです
でも雨、現実は非情である_(´ཀ`」 ∠)_
だっていくら曇りとは言え、朝8時前で江ノ島こんなで雨降ってるんですよ?
富士山まで見えるんですよ?
とはいえ仕方ないので、泥や水を跳ねないよう、ひたすら15~20kmでのゆっくり巡航です
ロードバイクには泥除けなどというオサレなものはないので、放っておくとちょっとの水たまりでもえらい跳ねるんですな(主に自分に)
そういうときにこういった大容量サドルバッグは泥除けの代わりに大活躍します
ちなみにサドルバッグがギッチギチなのは、ツール、チューブ、携帯空気入れ(長さ30㎝)、輪行袋、ワイヤーロックなどなど詰めてるからです
たぶん3~4kgぐらいあります
鍵だけで1kg、輪行袋もオストリッチ320というでかいやつなので、とっても満載です、軽さ?なんですかそれ_(:3」∠)_
長距離は何があるかわかないし、なにより慣れない自転車乗りの一人旅です
そもそも慣れないのになんで150㎞も乗るつもりなんだ、お前今まで最高下り30㎞入れた80㎞だろう?
そんなわけでボトルにもたっぷり水&スポドリを半分に割ったものが入ってます、2つあわせて1リットルほど
重いけど補給だいじ
まあ三浦はコンビニや自販機も豊富なので気にしなくても大丈夫だと思うんですが、それでも初めての土地で初めての距離なので
基本的に、自転車という乗り物は意外と負担が少ないため、ハンガーノックと言ってエネルギー切れでぶっ倒れるまで乗ってしまったり
水分不足で脱水症状起こしたりする代物だったりします、でなきゃ普通の人は100㎞とかいう距離をなかなか走れません
ちなみに、スポーツドリンクではそのままだと糖分とりすぎて、脱水時には逆にやばいことになることあるらしいんで半分ぐらいに薄めるといいらしいです
なので、こういう部分では保険を打っておいて損はありません
自分の体力や走力が読めないとか、知らない土地に行くときほどこういうものは揃えておくべきだと思います
今回のような三浦はともかく、特に山中は10㎞くらい自販機もなにもないどころか電波もろくろく入らないこともありますので注意しましょう
飲みたい時に飲める、食べたい時に食べられるってのは自転車にとって割と生命線だと覚えておくと安心です
一人旅は助けもないので、装備は「使わなくてよかったねといえるのが大事」だと思いましょう
えー、脱線しましたが、そんなこんなで天気は回復すると信じてえっちらおっちら江ノ島を出て逗子へ向かいます
横須賀は雨とか言われてたんですが、湘南走ってるうちにだんだん雨がやんできますバンザイ、すてき!
特に134号は海岸線で眺めもいいですなー、材木座ではサーフィンしまくりでした
逗子からは横須賀に向かって半島の根本を横断します
この辺、道がめちゃくちゃ狭いわけではないのですが、多少の坂とトンネルが多い感じです
初心者でも超えられる程度ですが、慣れない人はアップダウンもあって大変かも、トンネルでは尾灯と前照灯大事
暗いと平衡感覚失います
有料道路侵入禁止なんかもあるので注意しつつ進みます
そして三笠公園到着! 横須賀!
へろへろしながらも横須賀まで来てしまいました
こうなると「せっかくなので一周していいんじゃね?」って気になりますが、グループライドのつもりしてきたので、道があんまりわかりません\(^o^)/
一応、三浦一周のブログなんかをざっくり見てきてはいたんですが、大丈夫だろうと細かいルート確認はさぼってたので、この辺で一度スマホとにらめっこします
いい時代になったもんです
とりあえず三浦の道路は結構わかりやすいので適当に南下
この辺は道路広いし平坦だし走りやすいなーと思いつつ流してたら、なんと観音崎を回りそこなうという痛恨のミス
観音崎を回るには16号から海岸沿いなんですが、道をミスって浦賀道路ってやつに入ってしまい内側方向に行ってしまったのです、残念
で、そろそろ朝飯(一応出る前にも少し食べたけど)なんですが、この日はなかなか飯に迷いましてどうも踏ん切りつかずでして
せっかくなら三浦のどっかで海鮮とか食べたい欲がですね、ええ
とは言え、昼まで持つような時間配分でも距離でもないので、仕方なく浦賀駅前のコンビニでひとやすみ
やはり三浦の便利なところでして、補給の心配が少ないのは安心
特に東側は京浜急行があるので、駅も近くコンビニも多いのです
そして浦賀かっこいいい!
船も泊ってて非常にいい感じであります
かすんで見えるのは房総半島かしら、いずれ房総半島一周もやってみたいです
浦賀~久里浜の海岸線は場所によってはすこし路肩が狭いですが、平坦で見晴らしもいい感じです
初心者でも安心
野火海岸のあたりはほんと気持ちいいです(風がなければ)
こんな道が10㎞ぐらい続きます
そのまま三浦海岸へ到着
この辺は全体的に平坦だし、雰囲気ものんびりしていて流すにはいい感じです
そして、ここでコスプレ撮影中の総北学園のお嬢さんたちをを眺めながらぼーっと休む
コスプレにレンタサイクルのロードバイクで撮影するんですな、なるほど
ここまで70㎞ぐらい
あー来ちゃったなー、一般人的な感覚ともそろそろお別れかーという気分になってきます
三浦海岸は店も多いので飯の誘惑がだんだんきつくなりますが、もうひと頑張り
いずれ自転車じゃなくても来てみたいものです
とか思いつつ自転車で行けるようになると自転車で来るんだろうなあ_(:3」∠)_
そして三崎港に向かうわけですが、ここで三浦には運命の選択があります
134号で穏やかに行くか、ろんぐらいだぁすっていう自転車漫画で有名な亜美ちゃん坂を目指して宮川公園周りで行くかです
えー、そもそもろんぐらいだぁすをなぞるような生活すると思ってなかった自分はそこまで三浦を知らなかったせいもあって、ざっくり宮川公園ルートを選択しましてね?_(:3」∠)_
いやー、だってほら、そんなきつい場所があるなんて知らないんですよ、初心者だから(*´ω`*)
そしたらね、なんかね、600mで7%ぐらいのやつ登らされるんですよ、最大11%の_(:3」∠)_
はい、前述の亜美ちゃん坂です
登り切ったやったーとか思って、みんなの味方、三浦フジトモ商店さんで一休み
そしたら、宮川公園の前にもういっこ同じくらいの坂があるんですよ、ふしぎ_(:3」∠)_
休んでなかったら大変だったよね
そしてなんとか宮川公園到着ー
だいぶ晴れてきました
通り過ぎてもよかったんですが、なんだかやたらみんな止まってるので名所なんだと思い、つい寄ってみました(無知
ええ感じであります
寝っ転がってる自転車乗りの人もいました
そのまま三崎港まで平坦と下りのみ
途中の橋からの景色がめっちゃきれいだったんですが撮れませんでした(´;ω;`)
そのうち車載カメラほしいなどと思いながら坂を下れば、ついに三崎港に到着!
城ケ島には行かず、そのまま三崎港で昼食
知り合いにここどうよ?っておすすめされた店が三崎なのもあります
湾内はいい雰囲気です
こっちは観光客が集まる三崎港と違って、古い旧三崎港湾内らしいんですが、思わずいい景色すぎて撮りました
そして念願の海鮮丼
今日の目的ともいえます
三浦半島までの端っこまで自転車で来るようになってしまったんだなーと、しみじみ噛みしめます
ちょっと前半で朝飯を絞り気味にしたつけが出てるなーと実感
へばるほどではないのですが、まあ地道に来てるなーと
そして出発
ここで油壷方面ルートを選択
海岸沿いでいい景色楽しめるかなーと思いきや、三崎港を離れたとたんに坂
しかも何の景色も望めないという_(:3」∠)_
実際は134ルートにも景色はないんですが、その分、傾斜が緩やか
しょぼーんとしつつ油壷マリンパークまで降りれる気力もないので先に進む
三浦の西側はほんと道路で、ひたすら道路とちょっとしたアップダウンなんですが、ところどころ名所があるのが特徴です
検索すると関口牧場なるものがあるらしい
そうです、柏木牧場や服部牧場、飯田牧場など、近所の牧場を調べることでデザートがありそうなことを知った自分は、とりあえず困ったら牧場を検索することを覚えたのです
何でも関口牧場はソフトクリームが有名だとか
丘の上にあるので、若干の登りを要求されますが行かざるを得ない
でかいw
これで300円とかすげえ
これで崩れないかと心配になりますが、脂肪分も高く冷やし気味にされたソフトは丈夫でした
あー、疲れた体に糖分が染み渡ります
この辺まで来るとだいぶへろへろです
それというのもですね、午後から日が照ってきたので、左腕はがっつりと素敵に日に焼けまして_(´ཀ`」 ∠)_
ロングライドに加えて日差しで体力持ってかれてたりしてるんですな
でも葉山のあたりキレイ、すてき! この辺水もめっちゃきれいです
とか思いつつ、コンビニで腕冷やしたりしながら地道に進んでいきます
このあたりに来ると軽いアップダウンでも地味に削られていきます(大体100㎞地点)
余力がある人は湘南国際村とか行くらしいんですが、別に坂が好きなわけでも体力に余裕があるわけでもないので華麗にスルー_(:3」∠)_
そのまま素敵に海岸線を逗子から江の島へと流していきます
そして左腕が焼けて痛いw
途中、ちょうど日陰のコンビニを見つけ、そこでドリンク買って腕を冷やしながら15分ほど休憩
とにかく、ロングライドはちょっとでも困ったら止まるのが鉄則
無理するとその後の全行程に響きますので、無理しきる前に心のギアを入れ替えましょう
自転車は車よりもどこでもとまれるし、いざとなれば電車も利用できるのが強みです
海岸線を流していたら、前を走っていた地元の自転車の人がボトルケージに円筒型スピーカー入れててレゲエ流しながらってのがすごい湘南ぽい
いいなあ
湘南は場所柄、タイヤの太さがバイク並みのファットバイクや、サーフボードを乗せた自転車がうろうろする地域なので面白いです
なんとか江の島まで帰ってきて江の島で一服して帰ろうとしたら…なんと出ようとしたところで石を踏んだらしくパンク
ぷしゅーって音がするんですね、すげえ
どうも新古車なのでタイヤが硬化していたらしく、ここ以外にも小さい傷がいくつかついてました
こりゃー、帰ったらタイヤも交換ですなー_(´ཀ`」 ∠)_
で、パンクしたら修理する必要があります
そうです、当然、人生初のパンク修理です
おひとり様ライドなので当然、自力で何とかするしかありません
慣れない手つきでもみもみしながらタイヤを外していきます
穴のあいてどうしようもなくなったチューブを交換し、新しいチューブに扱いやすいように軽く空気を入れてはめ込み、その後チューブを挟み込まないようにタイヤをはめていきます
タイヤと格闘すること20~30分(ながい)
おぼつかない手つきでなんとかできました!
空気もたぶん7barぐらい入れました
30㎝くらいある大きめの空気入れだと、あまり頑張らなくても男性ならそこそこ行けるようです
なんとかえっちらおっちら直して出発、境川はもう暗いので467周りで帰りました
相模大塚のあたりで迷ったw
ゴールは双龍さんで締め(*´∀`)
疲れた体に野菜がしみますのです