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イラストの心構え的なやつ001 ■まずは試行錯誤したり書き出してみよう!

投稿日:2018年10月8日 更新日:

冷静に考えてみて
【まだイラスト関連全然投稿してなくね?】
って思いましてですね

よく考えたら、表紙や挿絵をやった作品も結構あるのに!

そんなわけで、まずは昔にまとめたイラストの心構え的なところについて、文章を見直しつつ再掲していこうかなと。
まあ「イラスト見たいよー」とか「自転車はどうした」的な方々には微妙な部分もあるんですが、が。

それはそれとして日常生活や趣味、仕事で使えるネタも結構あるので、そんな事言わずに見てもらえると幸いかなーと思います。
創作と趣味仕事って案外近い関係にあるんで。

■ちょっと試行錯誤したり書き出してみよう!

いきなり第一回目から結構ガチです。
これ、結構いろんな物事でそうなんですが。

いろんな事やってみて、よくわからんとか、なんだろうこれってなることはたくさんあると思います。
そういうときはまず、どこがわからないかできるだけ具体的にするため、漠然とでもいいのでなにがわからないのかを明確にするためにいろいろ試してみるといいです。

やる、まず試してみる。だいじ。

大抵の場合、自分は自分で思っているほど物事をまとめることもうまくないし、イメージを固めることもうまくないし、資料についてもよく見方を知らなかったりします
脳内にある物事はそれだけだと、かなりアバウトで穴だらけでいい加減だったとしても、自分的に都合よく修正してしまいます。
脳は優秀なので大体のことは都合よく捻じ曲げてくれます。

なので、実際に描いて試したり、要点を書き出したりしていかないと、意外なほどまとまりません。

上達しない原因のほとんどが、物事を整理したりまとめるのが不十分だというところに原因があります。
いやそんなのできてるし必要ないと思う人ほどハマるので、うまく行ってないと思ったら文字で書き出してみてください。
文字にならない人ほどハマってる証拠です。

だって、本当にわかってるならすぐ書き出せる、もしくはすでに実行できていて困ってないんで。

なので、まず文字にする訓練をしてみてください。
それだけで結構効果ありますんで。

また、初めて試した場合にはまずうまく行きません。
さまざまなところの質問でよく見かけるのですが「はじめて~~したのですが、上手く行かなくて、これはどうやっていいのかわかりません」という内容。
言いたいことは分かる。
わかるんですが、まずそこはちょっと落ち着きましょう。

そりゃ、分かるわけないです。だってはじめてですので。
複雑でやり方も要領もよくわからない、手順だってあやふやなのに初めてやって思い通り行ったことってありますか?
たぶんあまり無いと思いますし、あったら才能ある可能性あります
でもその才能があってすら、中級以上になってきた場合には、それだけでは対処しきれなかったりします。

今までそこそこ色々試してきて色々出来るようになってきて、新しいことに挑戦しよう、って時に「あれ、今までやってきたことで上手く対応できない、基準がないからどうしよう、なにすればいいんだろう」って不安になるのはわかります。

でも、考えてみてください。

今まで描いてる絵だって、はじめて描いた時にいきなりそこそこ描けてわかってる状態で描けなかったと思います。
それと同時に、初めて絵を描いた頃、まだ人物の顔どころか線の一本すら上手くできないで困ってる時。その頃に赤ペンで全身の描き方アドバイスしてもらっても、すごいのはわかるけどすごすぎてあんまり身にならなかったってのもわかると思います。
もちろんそれが全く無意味とかそういう話じゃないです。
道に迷ったらもちろん聞くべきだし、困ったら助け合うのは大事なことだと思ってるし、時にはよくわからなくなったらすがってもいいし、よくわからないうちにいい話を聞くのも重要だと思います。
だけど「自分がまだ何をどうしていいか、どういうところがわからないか」を知らない、何を質問したら分からない時には、アドバイスを聞いても、活かしにくいんです。

なぜかというと、自分が何がわからないかをわかっていないからです。
つまり何を直さないといけないか、何が必要かをわからない時は、すごく身につきにくいです。
なにより、新しい考え方を取り入れて、慣れたやり方考え方を変化させないといけないときはすごく抵抗感がある場合多いです。

実例として「学校の勉強」がそうだと思います。
誰もがドコかで大事だと思っていながら、やりたくないし覚えたくない。そもそも必要だと思ってない上に、そんな考え方を受け入れるのが面倒くさいんです。
でも、社会人になったり社会人という立場が見えてくるにつれ、それが本当に必要だとわかるから、やらないといけないと思うし、頑張って受験勉強とかするし、社会に出たらむしろ必要な物を自分で買ってきて休みの日までわざわざ勉強します。場合によっては自分でお金出してまで学校に行きます。

もう少し身近なところでは、ゲームのルールや攻略手順や操作方法。
かなり複雑で面倒でだいぶ難しいものでも、自分が面白いと思ったゲームってかなり覚えてしまいます。
カードゲームのカード名や効果なんてかなり面倒くさいのに数百種類ものカードを覚えますし。

それと同じように、人間、必要だと思わないと学ばないし、必要だと思ったら覚えていきます。
嫌々ながら学んでいても全くためにならないわけでもないんですが、とにかく覚えが悪いです。
苦手科目とか覚えるだけでも嫌なくらいにはつらいのでおすすめしません。

なので、出来ればどういう所で上手くいかないで苦しんでるのか、どこを直したらハッピーになれそうなのかを考えて色々文字で書き出したり、絵もただ気分で描くだけでなくて実際に様々なやり方や方法を試してみてください。
好きなことの必要なこと探しですんで、少しずつ成長すると思って自然に取り入れておくと便利です。

これ、実は絵で最も重要な能力で「自分の何が良くないかを判断して修正できる」というのがすごく大事なんです。
自分の絵で「ここがうまく行ってない、ヤバイ!」というところがわからないことには自分で直しようも調整もできないわけで、それは誰も直せません。
そこは自分で気づいて自分で直したり上手く調整する必要があるのですが、「試さないでうまくいきたい」「問題点を洗い出さないでもなんとなく解決したい」という安易な考え方はこの能力の成長機会を奪います。
考えないで試さないで答えが与えられるなら自分で考える必要が減るからです。
自分で考えて発見することの必要が薄れてしまったら、それは成長が遅くなります。
考えをまとめることをしないで描こうとすれば、それは絵としてもまとまりがなく散漫になります。

そもそも、絵に限らずだいたいのことは、原因もわからないのに勝手に直ることは少ないです。

物事でうまくいかない場合、そういう部分について、文字で書き出して整理してみてください。
可能な限り具体的にしてください、素性や目的、形容詞なども具体的なキャラの行動例などに直してみてください。
疑問点が文字にすらならなかったら、それは疑問点だとわかっているのに何が問題かが把握できてないと思います。

自分の問題点を明確にする能力を伸ばすためにも、なにがわからないかを少しでも明確にする訓練だと思って色々試してみてください。
他人に質問する場合も、初めて試して上手く行かずに質問するより、とりあえず数枚描いてみて質問するほうが自分のためになると思います。

トライアンドエラーは大事なので、トライしてエラーを分析してみるといいと思います。
繰り返します、トライする、その上でちゃんと失敗を分析するのが大事です。
やりっぱなし良くない_(:3」∠)_

なので、やる前に色々考えるより、様々なことにトライしてみてください
そしてトライだけで終わらないようにしてみてください。

なお補足として。
分析するときに時々見かけるんですが、自分が駄目だから駄目とかってのは分析でも何でもない感情論です。
いざとなったら緊張しちゃうとか、問題にぶち当たると慌ててしまうなどもそうです。

いざとならなくてもいいようにするとか、問題ごときで慌てないようにする、もしくは慌ててもいいだけの余裕を作る、緊張しなくても大丈夫な環境を作るなどなど、やりようはたくさんあります。

大事なのは「それを可能にする環境づくり」です。
できるやれる可能になる、でもそこにはまだ経験と知識が足りないだけ、って考えておくと大体のことはそこそこ行けるようになりやすいと思います。

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